”労力”の集約?
WEB2.0の”うねり”はビジネスの流れを大きく変えてゆく。
これは何もITの世界だけにとどまる現象ではない。
”ソーシャル”をキーワードに様々な”集約”が始まっているのは今更言うまでもありませんが、”労力”の集約を体現しているケースはまだ希である。
「Mycroft」は、このネットワークでつながった数多くの人々の力を借りて、データ処理やキーワードの付加といった比較的簡単な仕事をいっきに片づけてしまおう・・・といったねらいを持つ新しいサービスです。
本格稼働では無いらしいのですが、今はまだ、めずらしいサービスなので目を引く。
「インターネットで集まった、わずかな労力をなにかの形」にすることにより報酬が発生するわけです。
例えばこのような労力を提供させる。
「下の画像に描かれている文字をそのまま入力欄にタイプしてください」
「このアイテムをもっともよく示すキーワードを入力してください」
暇な人が作業し、作業者には報酬が与えられる。
非常にわずかな金額なのですが、ネタ元著者も記載しているように、この”わずか”とは「我々にとって」ということ。
日本人にとっては”わずか”でも、貧しい国の人にとっては相応の金額と呼べるのかもしれない。
そう、我々日本人が依頼をする側に成ることが想定でき、貧しい国の人がその依頼をこなし”YEN”を手にするのである。
いまは、単純なサービスですが、このソーシャルがよりダイナミックな働きを持つようになれば、
極端に安い労力を得ることが出来るのです。
しかも、貨幣価値格差のある国へ進出するよりも「圧倒的」に手軽に。
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