ダウンロード販売が”格安”という悪
格安の理由は様々である。
もちろん、企業努力も有るのですが、理由のない格安はほぼ無いと言ってもいいのかもしれない。
資本主義社会下にあって、インターネットの普及により情報流通の速度が驚異的に加速した今、
高額であることに理由がかならずといっていいほどある。
しかし、国境を越える形でインターネットサービスを行われた場合そうでは無いらしい。
今回は、著作権料にまつわる話です。
欧州で人気のロシアの格安音楽ダウンロードウェブサイト「Allofmp3・ドットコム」が、知的所有権を侵害しているとして国際的な批判を集めている。
しかし、サイト運営者は合法であるとの認識。
これは、ロシアの著作権管理期間の「ROMS」にはしっかり料金を支払っているからである。
ですので、ロシア国内ではまさしく合法なのです。
しかし、問題はダウンロード販売が認められていない著作物まで販売し、それに課金をしているため、
ROMSが料金を支払えない(レコード会社が拒否をしている)からである。
西側諸国の感覚とはもちろんちがうのであろう。
こういう種明かしでは”格安”と直結するとは思えません。
「ダウンロード販売を認めていない曲をダウンロードさせているから」と
「市場価格を大幅に下回る価格でダウンロード」は別次元。
Allofmp3・ドットコムが、認められた曲だけのダウンロードに成った場合どうなるんでしょう?
やはり、価格差の問題は残りそうである。
結局、著作権の管理を行っている機関や、サイト管理者などの人件費の格差が出ているのではないのでしょうか?
もちろん、当時国の国民に合わせた価格設定でないとサイト自体が成り立たないわけで・・・
インターネットは国境を完全に無視した構造で成り立っているといっても過言ではありませんから、
そう考えると、人件費の格差自体が、正常な”格安の理由”になってしまうというわけです。
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