個人ブログは食物連鎖における第一次消費者
メディアプラネッツ代表取締役 今泉 大輔氏はブログ内でこう語っている。
「個人がブログを書く行為が食物連鎖における第一次消費者に似た役割を果たし、その第一次消費者のアウトプットを”食べる”第二次消費者がいる。
(中略)
つまり、できるだけ多くの個人によって「まずブログに書かれる」ことがなければ、それは誰にも届かないものとなってしまいます。誰にも読まれない情報は、つまるところ価値が発揮できないわけで、事業になりえないわけです。」
この内容は、実は産経新聞が最近始めたizaについて言及しているのですが、大きなヒントが隠されているように思えます。
情報というのは、別にメディア屋だけのものではりません。
特に新聞社にとっては重要なことになるのかもしれませんが、我々の商売であっても替わりは有りません。
伝わらないプロモーションはやってないに等しいからです。
プロモーションでは情報の伝達を当然ととらえ、いかに効率よく伝達させるかを考えています。
そこで、この記事に考えさせられるのが、「今の時代、伝達が情報(プロモーション)な情報はブログに書かれる」と見れることです。
以前、「マーケティングにおけるブログ活用」では、ソニーのブログへのアフェリエイト戦略を紹介しましたが、私がブログに書いた時点で”成功”といえるわけです。
(もちろん私以外も書いているわけで・・・)
では、ブログに書かれる様なプロモーションとはどんなものでしょうか?
- 斬新さがある。
- 話題性を含んでいる。
- 誰もが伝えたくなる内容
・・・・めちゃくちゃ難しいではないか。
そうそう企業がばんばん出せるようなアイディアのレベルではない。
ライフカードのCMなんかはその種ですね。
(ほら、またブログに書いちゃったし(笑))
そこで一ひねり、
- プロモーションは全てプレスリリース形式の発表を併用する
- プレスリリースはRSS発信を行なう
- プレスリリースはトラックバックを受け付ける
- トラックバックに記事用の素材を提供する
これでOK。
要は記事にしやすいということも重要な要素なのです。
遅ればせながら、TBをどうもありがとうございました。
ブログのこの急拡大には、やはり”何か”がありますね。結局、個人のアタマが何らかのフィルターの役割をしているように思います。”何の”フィルタリングをしているのかは、少し考えてみなければなりませんが。フィルターを通った後の(個人が咀嚼した後の)情報でないと、なんというか、つまんないというか、価値があまり見出せないというか、そんな状況が生まれているように思います。企業のPR系の情報なども、生なままだと、「ふーん」ぐらいだけれども、誰かがきちんと読みこなして、意義を説明してくれると、「おぉ!そうだったのか!」となります。
そういう役割をする個人が多種多様な分野にたくさんいる時代ということなんですね。面白い時代です。
投稿情報: 今泉大輔 | 2006年8 月16日 (水) 16:48
コメントありがとうございます。
インターネットもTVなどのメディアと同じで、”誰かが意図した情報”が流れていると思います。
しかし、その量が限られていない事が大きな相違点だと考えています。
TV等のメディアと違って、1つ1つの情報は非常に小さな影響力しかもたないけれど、大量に合ったり、TBで繋がっていたりしていると、本質を読み取ることが出来ます。
このように、誰かの意図が繋がって行くと”本質”に成って行くところが面白いと思います。
その最先鋒がブログなのでしょう。
投稿情報: 岩井迫 | 2006年8 月17日 (木) 11:45