WEB2.0の速さと戦う。
WEBの技術を用いる場合に必ずと言っていいほど”セキュリティー”に対する懸念が発生する。
WEB2.0の概念下ではなおさらその懸念が膨らむというのは直結する考えです。
消費者の参加や、”○○の集約”(例えば「知の集約」や「感性の集約」)をパワーに変える仕組みがWEB2.0では基本戦略になるからである。
扱われる情報量の多さと、扱う人の多さは、増える一方でその減少はビジネスモデルの失敗と同意になってしまうほどです。
しかも、β(ベータ)サービスを迅速に立ち上げ、ユーザーと共にサービスを作っていくのであればなおさらセキュリティーの課題は増すと思われます。
「早く!とにかく早く!」という このような時代にセキュアであることを前提にシステムを開発するというのは、至難の業です。
必要とされる人材の数も足りずに、即席SEやプログラマーが参加した開発で、開発者の経験不足も懸念材料の一つでしょう。
かといって、セキュリティーを重視するあまりに消費者に不便をかけたり、システムの持つ許容量が減少してしまったり、なにより、開発費が増加してしまうことなど、クライアントにとって重要な課題になってしまいます。
結局それが、サービスの投下タイミングを逃して”賭け”に出た企業に先を越されてしますというケースもありえるのである。
わが社でもAjaxは積極的に採用している。
ユーザーに提供するインターフェースがリッチになり、システムが無駄な画面遷移を起こさなくても良いのはやはり魅力的です。
しかし、どのような場合でもそれを優先するのは非常に危険な賭けだと思います。
もっと、もっとクライアントにセキュリティーの知識をつけてもらい、そのリスクと向かい合ってどう対処すべきか、何を回避し、何に対応すべきかをしっかりと定めていかなければいけない。
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