お寿司のUSBメモリからみるマーケティング
商品を目の前にして顧客が明確且つ明瞭に描ける人は、多くない。
どうしても、”だいたい”こんな人達。になってしまいがち。
非常に明確に顧客像(顧客層ではない)を描いてマーケティングが行なわれた解りやすい事例がありましたので紹介。
画像参照
ソリッドアライアンス
これ、お寿司の形のUSBメモリです。
”顧客像”浮かびましたか?
日経の記事によると、SushiDiskでは、顧客層を「日本出張から帰る欧米ビジネスマン」と想定。価格を6千円程度と両替で余った日本円で買えるギリギリの金額に設定し、パッケージも外国人好みの派手なデザインにした結果、狙いが当たり、免税店で売れ続けるヒット商品に育ったそうです。
ちょっと感心してしまいますよね。
私が日頃想定しているのは、
○年齢層
○年代
○性別
○所得層
○趣味嗜好
とかがメインです。すくない?いや、ちゃんとその場にあわせて想定を増やしてますよ。
しかし、少ないとか多いの問題ではない。
この”層”といいうのがダメなのである。
想定した顧客の顔の表情や、マユゲの形まで想像できてはいないのである。
このUSBメモリの事例では読み進むうちに、アメリカ人マークが、「Oh!SUSHI~」といいながら、マユゲを上下にさせて、オフィスで自慢げに見せびらかしている事を想像しながら3種類手にとって、1つエビを選んで買っている姿が眼に浮かびました。
やはり、成功するマーケティングは、買う人が思いを馳せるところまで想像できるのだな、と感心。
「”顧客像”を明確に出来るマーケティングを」というのは当然なのかも知れませんが、以外に慣れてしまうと、ちゃんと想像していないのかもしれない。
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