インテルの決断
Advance Micro Devices(AMD)にシェアを奪われつつあるインテル。
「大きくなりすぎて動きが鈍い」と酷評された上での決断が、リストラである。
インテルが管理職の人員削減に乗り出した。
「自社の効率分析を行った結果、管理階層が多すぎることなどが原因で、意志決定が遅く、非効率的であることが明らかになった。今回の措置はこの問題に対応する重要なものだ」とするインテルは、1000人にも及ぶ人員の削減を行うのである。
なんと、インテルはここ5年間、社員の増加数より早いペースで管理職が増えていたらしい。
10万人弱の社員を有するインテルが、1000人のリストラを行うことでどれほどの効果を示すかは謎であるが、給与うんぬんというよりも、意志決定の鈍化が問題視された結果のようです。
たかだが数十人の企業でも、意志決定の遅い会社って有りますよね。
我々インターネット業界では、「上の承認を得て、下半期には予算を・・・」なんてやってると、ほとんどの場合はその企画自体が”時すでに遅し”となってしまいます。
これからの時代の意志決定は、承認する人の数を減らすとか、段階を少なくするとかではなく、流れるような決断が必要に成るのではないでしょうか?
消費者のフィードバックをダイレクトに戦略に活かす”永久β版戦略”では、消費者を信頼すると共に、社員を信頼して、その個々の決断自体が”宝”になる。
そんな時代はもうすでに来ているのです。
管理職は、その大きなマーケットニーズ対する自社の流れを常に監視し、間違った方向へ流れそうになると、即時に流れを変えるべく動き始める。
そんな役割で十分でしょう。(こっちのほうが難しいけど。)
流れるように決断するということは、書類を眺めながら検討する価値なんぞ無いに等しいのかもしれない。
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