ロングテール論の生みの親
Chris Anderson(クリス・アンダーソン)氏をご存知の方は一般では少ないと思いますが、Wired Magazine誌の編集長で2004年に『ロングテール論』を打ち上げ、アッと言う間に、有名になった。
その、クリス・アンダーソン氏が、CNETの電話インタービューに答えている。
「”ロングテール”がもたらした本当の教訓とは、プロが作成してアマチュアが消費するという従来の図式が崩れて両者の境界があいまいになり、アマチュアもプロと同じくらい制作に貢献できるということ、何より、アマチュアの数は圧倒的に多いということをわれわれが認識するようになったという点にあるのではないかと思います。」
ニッチな商品などの品揃えをロングテールとして捕らえ、その重要性を説くのですが、そのままインターネットの世界に置き換え、消費者がもたらす情報(Blogなどで)をロングテールと捕らえている。
そのロングテール部分の圧倒的な数が実はマーケティングの対象者だったりするのですから、その重要性は無視できない。
世界規模の井戸端会議場であるインターネットに、SNSなどの”井戸”があり、企業そっちのけで眠るヒマも惜しんで談義が繰り広げられている。
そんな世の中に、企業のプロモーションにどのような意味があるだろうか?
「凄いことを考えて、消費者にドーン!」なんていう、上から下の”縦プロモーション”なんてもう古い。
消費者と一緒に考えて、「消費者と共にばーん!」という横へ横へひろがる”横横プロモーション”じゃないと。
まるで、水面に小石を落とすようなひろがりです。
このことを認識するのは非常に難しい。頭は理解できても、どうしてもプロモーションを考えると”縦プロモーション”になる。
なぜだろうか?そう、考えてる時点で”縦”だから。
横というのは、そこに消費者が参加していない時点で成り立たない。
どこまで消費者と遊ぶことが出来るか?お笑いでいうイジッテもらえるか?
という思考で考えなければならない。
はじめまして!ブログランキングから来ました。
ロングテールの法則。。。これ、わたしも仕事をしていて実感します~。
なんかを仕掛けて爆発的ヒット!みたいな売り方が難しくなっていますもんね!
もちろん、そういうやり方も有効なんでしょうが、よほど資本力がないと。。。(^-^;
応援ぽちっ!しておきました~☆
投稿情報: はっぴぃRuRu | 2006年7 月30日 (日) 10:06
コメントありがとうございます。ディレクターの方でしょうか?
私のクライアント様はほとんどが中小企業で、資本力(予算)の都合上、縦の力を十分に出せないケースがほとんどです。
いかに低予算でプロモーションを行うかが重要に成ってきます。
そういう部分ではロングテール戦略のような横横プロモーションは実は大歓迎なのですが、そうやすやすとアイディアが出てくるわけもなく、数パターンを使い回しているじょうな状態です。
もっと、横横になれて実績と実証が欲しいところです。
応援ありがとうございます。
投稿情報: 岩井迫 | 2006年7 月31日 (月) 11:04