mixiのチェーン騒動から考える情報の信憑性
閉鎖型SNSで日本最大の”mixi”でチェーン日記が起きたのは有名な話。
内容は
という内容。
懐かしい臭いのする現象ですね。
そうです。 チェーンメールを思い出しますね。
昔、インターネットユーザーを巻き込んだチェーンメール。
なぜ、インターネットという性質を習得しつつある今頃になってこのような現象がおきたのか?
ここにも、SNSならではの消費者心理が潜んでいる。
いまでは考えられないことですが、昔はメールにくだらない情報が山ほど届く事は無かった。
現在では、電子メールのほとんどが迷惑メールだ。
このような現象が幸い(わざわい)して、電子メールで届く情報は大して重要視されなくなっている。
これは、メールマーケティング効果弱体化の大きな要因でもある。
しかし、SNS内では全く違った信憑性を帯びたらしい。
SNSでは、本名を中心とした登録が多く、友人同士のつながりを重視している。
現時点ではスパム的な発信は極めて少なく、流されてくる情報はほとんどが友人からの
真実の情報である。
少なくとも、そう無意識に認識しているユーザーは多いはずだ。
この背景が、インターネットユーザーとして決してど素人ではないユーザーが、稚拙な情報に乗せられる
原因に成っている。
では、マーケティング的に見ると・・・おわかりですね。
「電子メールでの情報はほとんどが無駄な情報で価値ある情報は無いに等しい。」
という心理状況で見ている情報と。
「SNSでの情報のほとんどが必要な情報で(自分にとって)価値ある情報だ。」
という心理状況で見ている情報。
明らかに、SNSでのマーケティングの方が情報は消費者に伝わりやすいと言うことですね。
これが、友人のメッセージレベルで起きると、このような稚拙な情報でも信憑性を帯びて、効果は発揮されてゆくわけです。
もちろん、友人メッセージをマーケティングに活用する手もありますが、私は消費者の心理状況を考えると、バナー広告などでも同じように、比較的効果を出しやすいのではないかと考えています。
その人の興味にあった広告であればなおさらですよね。
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