Yahooの危機。Googoleの躍進
Yahoo、Google、Microsoft どれも、IT企業ブランドとしてだけではなく、 グローバルカンパニーとしてのブランドとして認識されています。
日本では、Googleと比べYahooブランドが飛び抜けている様なイメージですが、 世界規模で見ると日本は特殊な市場になっているのが解ってきます。
- Googleの時価総額は1300億ドルを超え、Yahooの約4倍弱
- 流動性を比較すると、Google:110億ドル対Yahoo:40億ドルと、これも3倍近い開きがある
現状の動きとして、Yahooのユニークユーザー(利用人数)はわずか6.5%しか伸びていないにもかかわらず、Googleは25% もの伸びを示している。
CNETで「米ヤフーの 「内憂外患」--グーグルとの差は「開くばかり」か」という記事で紹介されているのですが、 Yahooが抱えている問題は数多くあるのですが確実に”企業の老朽化”が発生しているのが見て取れる。
現状のサービスより顧客が離れてゆき、ライバル企業が躍進をし、自社浄化の体制を失い、官僚主義になり決断が遅くなり、 ダイナミックな取り組み(買収・提携)が硬直し、ブランドイメージが老朽化し、人材を確保しにくくなり、新製品の開発が後手後手になり、 最初に戻る。
といった具合です。
話はちょっと飛びますが、
日本でのYahooブランドの維持は孫氏の能力だという評論家は多数居ますが、ばかげている。
理由は、英語圏の国じゃないから。ただそれだけ。
どこかのコンサルさんが言ってましたけど、日本に来た米国ビジネスマンは、日本でこんなに英語が通じないことに驚くらしい。
日本語が日本を守っている。
しかし、その反面世界規模の動きに少しづつ取り残されていって居るようなそんな気持ちにもなります。
初めまして。
「日本語が日本を守っている」というお考えに同感します。
勿論、「取り残され」る危険性は絶えず意識しなければ
ならないでしょうが、それよりも英語が通用することによって
ダイレクトに英米資本にやられることの方が怖いです。
日本が英語の通用する国になったら、
外資は日本仕様の製品を作ったり、
日本語の通訳も雇わないでしょうから。
投稿情報: くま | 2006年10 月18日 (水) 10:11
初めまして、くま 様。
コメントありがとうございます。
英米の資本が入らないことが喜ばしい面と、怖い面もあると考えています。
日本にも非常に優秀なSEが数多くいるのですが、英語文献をストレス無く読める方となると、ぐっと人数が少なくなってしまいます。
どうしても、技術の浸透がワンテンポ遅れてしまい、発想やビジネスチャンスも伴ってワンテンポ遅れてしまいがちなイメージを持っています。
もちろん、クライアントも含め日本全体の経済稼働速度が、インターネット時代のグローバル化に少しだけ遅れている気がします。
その、少し遅いスピードが長い期間をかけて大きな遅れにならないかが非常に心配です。
日本が英語の通用する国になったら、外資の驚異に晒されるようになるでしょうが、経済大国としての平和ボケは直りそうですよね。
投稿情報: 岩井迫 | 2006年10 月19日 (木) 10:05
あのですね、どうでもいいことなんですが、この記事のタイトル(小見出し)の「Yahooの危機。Googoleの躍進」は「Google」のつづりが間違ってると思うのですが。
投稿情報: P&S | 2006年12 月11日 (月) 13:56
これは、これは・・・。
失礼しました。
投稿情報: 岩井迫 | 2006年12 月20日 (水) 11:19